突然ですが、あなたが人生で目標としていることや、成し遂げたいことは何ですか?
そう聞かれて、即答できる人は少ないのではないでしょうか。
目標を持つことは人生を豊かにする上で、とても重要な役割を果たします。
目標を設定することで、自分の人生において何が本当に大切で、どこに向かっていくべきなのかが明確になり、目標があることで、日々の生活においても何を優先すべきか、何に時間を割くべきかがわかります。
この記事では、有意義でよりよい人生を送るための目標設定の仕方についてご紹介していきます。
毎年、同じような新年の抱負を掲げては、今年こそはやり遂げると誓って…というのをぐるぐる繰り返している人にこそ読んでほしいです。
目標設定は人生を豊かにする「生き方術」

目標を明確にすることは、幸せの方向性や軸を定めることとも言い換えることができるでしょう。
ですので、目標設定は人生を豊かにするためにとても重要なステップです。
目標を設定する際には、自分自身の人生にとって本当に重要なことは何か?を考えることが大切です。
なぜ目標設定をすると人生が良くなるのか
夢を叶える人は、必ずと言っていいほど目標を掲げて、そこに向かって毎日積み重ねています。
将来的に達成したい結果を明確にすることで、それを実現するための具体的な計画が立てられるからです。
そうすることで自分の人生の方向性が定まり、日々の何気ないことでも達成感を味わったり、そこに向かって歩いているという実感を持って生きることができます。
自分自身が望むものより深く理解することができ、自分の能力やポテンシャルを最大限に引き出すことができます。その結果、人生がとても充実したものになるのです。
一言で目標と言っても、人生全体の目標や昇進や転職、収入アップ、健康や趣味の目標、ダイエットや筋力アップ、食生活の改善などなど、様々な種類がありますが、以下に、目標設定のメリットと人生に与える影響をいくつか挙げてみます。
目標設定が人生に与える影響とメリット
方向性が明確になる
目標を設定することで、自分の人生において何が本当に大切で、どこに向かっていくべきなのかが明確になります。目標があることで、日々の生活においても何を優先すべきか、何に時間を割くべきかがわかります。
やる気や意欲が高まる
目標があると、それを達成するために自分自身を鼓舞することができます。また、目標を達成することで達成感や自信を得ることができ、やる気や意欲が高まります。
自分自身を成長させることができる
目標設定をすることで、自分自身に新しいチャレンジを与えることができます。目標を達成するためには、新しいスキルや知識を身につけたり、自分の限界を超える必要があるかもしれません。その過程で自分自身を成長させることができます。
ストレスを軽減することができる
目標設定をすることで、自分自身がどこに向かっているかが明確になり、焦りや不安を感じることが減ります。また、目標を設定していることで、達成したいことに集中することができ、ストレスを軽減することができます。
時間の使い方が賢く上手になる
目標があると、自分自身の時間の使い方をより賢く、効率的にする必要があります。目標に向けて必要なことを優先することで、無駄な時間を減らすことができます。
人生を変える!具体的な目標の設定方法

目標を実現するために必要なのは、「PLAN(計画・目標設定)」「DO(行動)」「CHECK(反省)」「ACTION(改善)」の「PDCAサイクル」と言われるものが有名ですよね。
中でも、目標を設定する際には、さいしょにいかに具体的で明確な目標を設定することがとても重要です。
具体的な目標を設定するためには、以下のポイントに注意しましょう。
自分自身に合った目標を設定する
自分自身に合った適切な目標とは、成果がしっかりとあげられる、自分に合った目標のこと。自分の性格や能力に合った目標を設定することで、達成可能性が高まります。
「どうせ達成できない」と、はじめから諦めてしまうような高すぎる目標では意味がありません。それでは、ただ理想のイメージであって、現実的ではないからです。
また高すぎる目標を設定することで、予測不能な出来事やトラブルが起こった時や何らかの理由で達成できなかった時、自分を責めたり落ち込んでしまう原因にもなります。
目標は確実にクリアできるよう、ハードルを低めに設定するところからはじめましょう。
可能な限り目標を数値化する
目標の設定にあたっては、具体的な内容、期限、数量などを明確にすることが大切です。数字で具体的に設定することで取り組みやすくなります。
具体的で明確な目標をたてることで、やらなければいけないことがはっきりと見える化できます。そのためには必ず具体的な数字を設定するようにしましょう。
(例)
- 5kg痩せるために、毎日10kmウォーキングする
- 12月31日までに売り上げを〇〇万円にする
- 3ヶ月後に〇〇で〇〇をする など
数値で表現できる目標はすべて数値化して、曖昧な部分は残さないようにすることで、何をすれば良いか迷ってしまうこともなくなります。
目標を分割し、小さなステップを踏む

大きな目標を設定する場合、達成が遠いと感じ、モチベーションが下がってしまうことがあります。
そこで、行動計画を立てる際には、小さなステップに分けて目標を達成する方法を考えることも重要です。
長期的な目標を小さな目標に分割して、具体的な行動計画を立てることで、目標達成へのモチベーションを維持しやすくなります。
(例)
- 1年後の目標:ブログで月間10万PVを達成する
- 6ヶ月後の目標:月間5万PV
- 3ヶ月後の目標:月間1万PV
- 1ヶ月後の目標:月間3,000PV
- 1週間後の目標:1日100PV
このように大きな目標を小さな目標に分割し、ステップを踏んでいくことで、大きな目標を達成するための一歩を踏み出すことができます。少しずつ行動に移していくことで長期的に継続しやすくなります。
期限を設ける
目標の方向性と達成する基準が決まったら、いつまでに目標を達成するか期限を設定しましょう。
目標をいつまでに達成するか期限を決めるための考え方として、その内容に合った期限を考える必要があります。期限を決めることで、成果を出すまでのスケジュールが建てられ、ゴールを見据えやすくなります。
設定する期限は目標の内容や難易度、その人の状況に合わせて1カ月、3カ月、半年、1年と柔軟性をもって決定することが大切です。
月単位・週単位など、できるだけ期限は細かく設定すると良いでしょう。それにより、状況や達成度が把握しやすくなります。また、期限を決める時には、具体的に何をするのか合わせて考えると効果的です。
また、期限を守ることで、モチベーションを維持し、目標達成に向けての意欲が高まります。
時間管理をする
時間は限られた資源であり、有効に使う必要があります。時間管理をすることで、時間の無駄を省き、効率的に仕事やプライベートを行うことができます。
以下、時間管理についての3つのポイントをピックアップしました。
①優先順位を決める
時間管理において最も重要なのは、優先順位を決めることです。すべてのタスクが同じ優先度であると考えてしまうと、効率的な時間管理ができません。
まずは、重要度や緊急度に応じてタスクを分類し、どのタスクに優先度を付けるかを決める必要があります。自分にとって重要で緊急なタスクから着手し、優先度が低いタスクは後回しにすることで、時間のムダを防ぐことができます。
また複数の目標がある場合にも同じことが言えます。
自分自身にとって最も重要な目標から順に取り組むことで、効率的に目標を叶えることができます。
②タイムリミットを設定する
目標達成までのタスクを効率的にこなすためには、タイムリミットを設定することも有効です。
目標とする作業を実行する時間を明確にすることで、それに向けた努力が集中できます。スマホのタイマーなどを使って、時間を測りながら作業をすると、短時間でも作業の質が向上。
また、タスクごとに時間枠を決めることで、一つのタスクに時間を取られすぎて、他のタスクが手つかずになることを防ぐことができます。
③計画に余裕を持たせる
時間管理において、計画に余裕を持たせることも大切です。
忙しい毎日の中では、予定の変更やトラブルなどの余裕を考慮することが必要です。
時間に余裕を持たせることで、急なアクシデントがあった場合でも対応できますし、余裕を持たせることでストレスも減ります。
進捗を定期的に確認する

定期的に目標を振り返り、進捗状況を確認しましょう。
自分がどれだけ進んでいるのか、達成したい目標に向かってどのくらいのステップを踏んできたのか、自分が計画通りに進んでいるかどうかを確認することが重要です。そうすることで自分の弱点や改善すべき点を見つけ出し、修正することができます。
諺に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というものがありますが、うまくいかなかったり継続ができないのには、何らかの理由があるはずです。
進捗を定期的にチェックし、目標達成に向けて順調に進んでいるか確認し、必要に応じて計画を修正しましょう。
またモチベーションを保つためには、定期的な自己評価が必要です。目標達成に向けて行動を起こす際には、自分がどの程度達成できたかを振り返り、自己評価を行いましょう。
自分自身がどのような成長を遂げたかを認識することで、自己モチベーションを高めることができます。
目標達成までのチベーションを保つために大事なポイント

モチベーションを保つためには、自分自身がやりたいと思える目標を設定することが大切です。
また、目標を達成することで得られる自信や達成感を意識することも重要です。
さらに、目標を達成するために自分が取り組むべきことを具体的にイメージすることで、やる気を維持することができます。
ここでは、モチベーションを保つために大事なポイントを紹介します。
自分の目標に自信を持つ
自分の目標に自信を持つことは、自分自身を信じることにつながり、目標が達成できると信じることで、自信を持って行動することができます。
目標を達成するために必要なアクションを決めたら、自分自身に向けて常にポジティブな言葉をかけるましょう。
ポジティブ思考や肯定的な言葉を使うことは、自己肯定感を高め、自信につながり、成功を引き寄せるために大切な要素であることが知られています。
うまくいかないことがあれば自分自身に対して厳しい評価をすることがあるかもしれません。そんな時は「私はできる!」「私には素晴らしい才能がある!」と自分に言い聞かせることで、心が折れることを防ぐことができます。
日々の小さな成功を意識する
日々の小さな成功を意識することで、自信を持つことができます。自分の成長や進歩を自覚し、自分自身に対するポジティブな気持ちを育てましょう。
もし失敗しても、失敗は絶好のチャンスです。肯定的なものと捉え、そこから学びを得ることが大事。
良き学びの機会ととらえ、その原因や改善点を明確にすることで、次に同じ失敗を繰り返さないようにすることができます。
たまには自分にご褒美を与える
行動計画を実行することができたら、自分にご褒美を与えることも重要です。ご褒美を与えることで、自分自身のモチベーションがアップし、目標達成への意欲も高まります。
周囲のサポートを受ける
周りの人やメンターからのアドバイスを受けることで、目標達成までの距離がぐんと近くなることがあります。
自分自身の意見をしっかり持つことは大切ですが、他人の意見も重視することで視野が広がり、目標達成を早めるヒントがもらえることが多々あります。他人からのアドバイスや意見は、自分自身の視野を広げるためにも役立つのです。
また友達や家族など、身近な人に目標を宣言することで、自分自身の行動に責任を持つことができるので継続しやすくなります。
自分の目標に自信を持つ
自分の意志を貫くことは、自己実現や目標達成にとって重要です。しかし、他人と意見が異なる場合や自分自身の意見を持ちにくい性格の人にとっては、困難な場合があります。
とくに目標が曖昧であったり、他人の目線を気にしながら生活をしていたり、他人からの影響で自分自身の本当の願望がわからない場合は、目標を再確認する必要があります。
大きな目標を叶える人は、周りの人の意見に耳を傾けつつも他人の意見に左右されず、自分自身の判断で物事を考え、行動することができる人です。
人生を逆転するような大きな目標を持っている場合、自分が望んでいることに自信を持ち、それに向かって行動する勇気を持ちましょう。
目標設定の際に避けたいNGポイントとは?

目標設定は成功への第一歩であり、そのプロセスにおいて避けたいNGポイントが存在します。
以下に、目標設定において避けたいNGポイントとその問題点について詳しく解説します。
目標をあいまいにしない
目標があいまいで、具体的な方向性が定まっていない場合、何をすればいいのかわからなくなります。そのため、目標設定のプロセスがあいまいになり、結果的に何も達成できずに挫折してしまうことがあります。
また、目標があいまいな場合、達成感を得られないことが多く、モチベーションが下がってしまうこともあります。
自分自身の能力を過信しすぎない
目標が高すぎる場合、達成することが困難で、失敗感やストレスを感じることが多くなります。
また、目標が高すぎるため、達成するための具体的な方法が定まらず、行動が止まってしまうこともあります。
また、自分自身の能力を過信しすぎることはNG。目標が高すぎるために失敗感やストレスを感じることが多くなり、モチベーションが下がってしまうことがあります。自分自身の能力やリソースを考え、達成可能な目標を設定することが重要です。
常に「最悪の事態」を想定して、最低限できる範囲での低い目標から立てることを心がけましょう。
他人の意見に左右されず「自分軸」で考える
目標設定において、他人の意見に左右されすぎることは、自分自身の考えや価値観を曲げることにつながり苦しいだけです。
そのため、本来自分が達成したいと思っていた目標とは異なる方向性に進んでしまい、自分自身の納得のいかない結果になってしまうことがあります。
自分自身が今後どのような目標に向かって進みたいのかを明確にするには、まずは自分自身がやりたいことや興味のある分野、成し遂げたいことをリストアップしてみると良いでしょう。
過去に自分が得意だったことや好きだったことも参考にするのも◎。
その上で、その目標に向かうためにはどのようなスキルや知識が必要なのか、その分野で成功している人たちはどのような取り組みをしているのかなど、調べ学習することも大切です。
目標が自分自身の本当の欲求に基づいているか、本当にやりたいことなのか?
他人からの期待や社会的な評価だけで目標を設定すると、自分自身の本当の望みを見失ってしまうことがあります。
自分自身が本当にやりたいこと、成し遂げたいことを考えて、そのために目標を設定をしましょう。
まとめ
目標設定は人生にとって非常に重要な役割を果たします。自分自身にとっての重要な目標を設定し、それに向けてコツコツと取り組むことで、より豊かな人生を送ることができます。
明確な目標設定は、人生を豊かにするための必要なステップの一つです。目標を明確にすることで、方向性を定め、自分自身の成長や物事の達成に向けた計画を立てることができます。
目標を明確に設定する際には、期限や評価基準を明確にし、達成したいことを具体的に定めることが大切です。
「明確な目標設定」で人生を豊かにしていきましょう。
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